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腰回し体操、やりすぎてヒザを痛める...

 学生だった22歳頃、腰の痛みがひどくなり、ひどい状態になったときに、私は「ゴムチューブ療法」というのに出会いました。腰の腸骨のアタリに2メートルほどの天然ゴムのチューブを巻いて、毎日百回くらい腰を回す...という健康法です。

「腰痛や頭痛、生理痛などと言った体の不調は、骨盤の歪みによるものだ! だから骨盤のゆがみを直せば、これらの不調はなくなる」という触れ込みでした。

 この考え方は、今でこそ様々な療法で盛んに取り入れられているので、特に目新しくも何ともないですが、、二十数年前は、かなり画期的な説明でした。で「なるほどなあ...」と思った私は、本を買い、そして腰に巻くゴムチューブを通販で買って、実践し始めました。

 そうして実践してみた結果、確かに腰にチューブを巻くと、腰痛の痛みも心なしか軽くなる感じでした。 急な腰痛の場合の治療法として「とにかく骨盤にベルトをキツく巻いて静かにしておく」と言うのがありますが、それも納得です。

 ゴムバンドは当時一本三千円くらいで、2メートルのモノ、4メートルのモノ、太いモノ、細いモノなど様々なサイズがありましたが、私は殆ど全種類のゴムバンドを手に入れて、一時期は熱心に腰を回したモノでした。 腰には二本のチューブを巻き、上半身の歪みを取るために、細いモノをたすきがけに巻き、全身ゴムチューブだらけ。知らない人が見たらきっと「ゴムチューブ・フェチ」何じゃないかと、勘違いされるような格好で、一生懸命療法を続けていた私でしたが、成果はあまり芳しいものではありませんでした。

 チューブを巻くと確かに腰の痛みは減るのですが、そこから良くなりません。
 腰も多少は柔らかくなるのですが、肝心の腰椎3番あたりの凝りも、肩こりも、ほとんど解消しません。
 凝りやきしみがあることは実感できるのですが、そこから柔らかくできません。そしてまた腰自体も、強くなるどころか、チューブを外すとなんかもう、腰くだけです。

「どうも、チューブの弾力に頼るようになってしまってるな...」そう思いました。

 しかも腰回しを続けていると、別のところに痛みが出るようになりました。というのも以前から痛んでいた右ヒザの痛みが、ひどくなる感じなのです。腰回しをしていると、普段よりヒザを動かしてしまうので、負担が増えたのかも知れません。 

 さらに腰チューブとたすきがけをすると、自分の身体がゆがんでいるのがハッキリするのですが、それが直る気配もありません。本には4メートルの細いチューブを使って上半身とか半身の捻れを矯正するような巻き方が書いてあるのですが、それをやっても、どうやってこの捻れを解消して良いのか...

 別の問題として、ゴムチューブを服の下に巻いて過ごしていると、蒸れるし擦れるし挟むし攣れるし。ゴムチューブでできた擦れ傷が、かゆくてかゆくて一晩中掻いていたりしました。

 なんかもう、ワケがわからなくなってしまいました。これではいけない...と、本に載っていた、この療法を指導しているとある接骨院を尋ねることにしました。

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