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冷えのはなし(3)

受験浪人をしている最中に、どうしても体調がよくなくて、漢方を扱っている薬局に行ったら、

「あなたは相当、からだが冷えてますね。たぶん冷えていること自体にも、気づいていないんでしょう。神経が鈍っていて、冷えるがままに放っておいているんだと思いますよ。だから他にも具合が悪いところがいっぱいあるんじゃないですか?」
などと言われました。

 ボクの身体が冷えていることを指摘したその薬剤師は、そしてボクの症状に合った漢方薬と『万田酵素(まんだこうそ)』を処方しました。
 確かその当時のお金で、一万五千円くらいもしたと思います。 ただそのとき、何の漢方薬を処方されたのかは、未だによく分かりません。というのも、その後も色々な薬局で漢方薬を処方してもらったことがあるのですが、そのときと同じモノを処方されたという記憶がまるでないのです。

 そして二月くらいその薬を飲んだ後は、お金がなくなって薬を買えなくなったもんですから、処方名は結局忘れてしまいました。

 どうもその薬局の薬剤師さんは、台湾で漢方医の資格を取ってきたらしく、普通一般に日本で調合される漢方薬ではなかったようです。言ってみれば怪しい漢方薬ですね。

「これは薬の吸収をよくしますし、また、これだけを飲んでも健康にかなり良いものですよ」

と言って怪しい(?)薬剤師さんが進めたのが、もう一つ用意された『万田酵素』(まんだこうそ)でした。
 これは、色々な食品を発酵させた飲み物ということでしたが、やはりドロッとした非常に怪しい白い液体でした。
 この万田酵素というのは、当時「酵素飲料」という名前で売られていました。

 今は「植物発酵食品」という風に言っているようですが、50種類上の野菜や果物やキノコや海草などを、糖などと一緒に混ぜて3年くらいかけて発酵させたものです。
 一ヶ月くらいして、お金回りが悪くなって漢方薬はやめたのですが、なぜかこの万田酵素はそのままずっと飲んでいました。一本八千円弱とけっこう高価でしたが、どういうわけか飲みつづけずにはいられないような感じがして、新聞配達で稼いだ金でずっと続けていました。

 そして大学に受かって京都に来てからも、続けて飲もうと思ったのですが、どこへ行っても手に入りません。

「探してみましたが特別な販路で流れているようで、ウチでは手に入りません」

と薬局のおばさんに言われました。

 替わりに大高酵素という別メーカーのモノを薦められ、飲んでみたのですが、ちょっとすえた癖のある香りで、結局三ヶ月ほど飲んだ後に、やめてしまいました。 値が張るのに、万田酵素でなければならないということは、やはりそれだけボクの身体に合っていたと言うことなんでしょうか?(※もちろん大高酵素が悪いというわけではありませんが)

 しかし手に入らないのでは、どうしようもありません。
 結局それで「冷え」については、忘れてしまいました。

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