にほんブログ村 健康ブログへ にほんブログ村 健康ブログ リラクゼーションへ にほんブログ村 健康ブログ 姿勢・歩き方へ

赤ちゃん・幼児の遠視にご注意!

あまりよく知られていないことかも知れませんが、生後まもない赤ちゃんは、ほぼ遠視です。だから物を近くで見せても焦点をうまく合わせることが出来ません。脳へ網膜からの信号を伝えて映像にするという仕組みが育っていないからです。

赤ちゃんの眼球は、多少小さいということ以外は、ほとんど成人と同じ位まで完成しています。子供の頃は目が大きくくりくりしているのは、目玉だけ大人の大きさで、他の部分は子供だからなんですね。

赤ちゃんの眼が見える様になる仕組みは、生後、実際に物を見て脳へ網膜からの刺激が加わることにより発達します。生後3歳前位までに、どんどん発達するわけです。
だからなにかの原因によって、この期間に視力の発達が起こらなかった場合には、その後に治療したとしても、あまり良い視力は育ちません。特に目が遠視だと、弱視になりやすいと言われています。遠視の眼は網膜の後ろにピントが合うため、重くなると近くも遠くも良く見えなくなるのですが、眼を使わなくなり、機能が発達しないのです。

近くは良く見えていて遠くが見にくいのが近視です。物の輪郭がぼやけて見え、二重三重になって見えるのが乱視です。遠視・近視・乱視とも、メガネで矯正をします。
ただ、近視の場合近くの物には焦点が合うため、視力が発達するのには悪い影響を及ぼさないといわれています。だから生活において支障がない限りは眼鏡をかける必要はありません。近視の予防としては、ゲームをするときや、テレビを見るときは画面から出来るだけ離れさせましょう。そして十分明るい部屋でさせましょう。ときどき遠くの緑や山などの景色を見るのもよいと言われています。
ただ、乱視や遠視は放っておくと、斜視や弱視の原因にもなりかねませんので、早めの矯正が必要です。

繰り返しますが、多くの子供は生まれつき遠視である事が普通で、特別な事ではありません。
むしろ遠視である事の方が正常と言ってもよく、成長していくにつれ遠視が弱くなって、正視になるわけです。そこから近視になってしまう子供も多いのです。

ただ、子供は生まれつき遠視だからといっても、程度問題です。子供は柔軟な調節力がありますが、それでも補正出来ない程に強度な遠視の場合には、メガネなどでこの遠視を補正する必要があります。それをしないで放置してしまうと弱視の原因となってしまう場合があります。
弱視になってしまうと、メガネやコンタクトを使用しても効果が出にくくなります。これは、しっかりとした像を見ないままに成長してしまうので、脳の見る能力が正しく発達しないからです。

また、両眼に視力があっても、片方の眼のみが強度の遠視の場合、モノを片方の眼のみで見ている場合があります。
このような場合でも子供自身にしてみれば生まれつきその状態だったので、異常を訴えない場合も多いものです。

Pre > 遠視、近視、乱視、何が違う?
Next > 濃縮つゆ、関東と関西では違うのか?