ダイゼイン 大豆イソフラボンは、吸収率が大事

更年期を乗り越えるには、大豆が良いという。

 

大豆に含まれるイソフラボンという成分が、特に女性に良いらしい。

 

というのもイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするからだ。

 

歳をとると、色んな事で衰えを感じるが、更年期障害の多くが、性ホルモンの減少に関係がある。

 

女性の場合は、女性ホルモンの減少が「なんか変だな」「衰えたな」という減少を引き起こす。

 

女性は、男性に比べて傷の治りが早いが、これは女性ホルモンの力らしい。

 

なので、歳をとって女性ホルモンのレベルが下がると、途端に今まで大丈夫だったことが、大丈夫じゃなくなる。

 

そこで女性ホルモンに似た働きをする、イソフラボンが注目されているわけだ。

 

ところが一口にイソフラボンと言っても、種類がある。

 

またイソフラボンのままではダメで、イソフラボンを分解した「イソフラボン・アグリコン」でないと効果が無い。

 

イソフラボン・アグリコンの種類

イソフラボン・アグリコンは、イソフラボンにくっついている糖を分離したものだ。

 

大豆に含まれている主なイソフラボン・アグリコンは、次の三つで、割合はこうなっている。

大豆イソフラボン(アグリコン)の種類
  • ゲニステイン(50%)
  • ダイゼイン(40%)
  • グリシティン(10%)

大豆イソフラボンの半分がゲニステインで、その次に多いのがダイゼインなんだね。

 

で、このゲニステインとダイゼインが、女性ホルモンに似た働きをするのだが、人によってその働きは個人差がある。


 

イソフラボンの効果に個人差がある理由

大豆イソフラボンの効果には、個人差がある。

 

というのもイソフラボンには、糖がくっついていて、そのままでは女性ホルモンに似た働きをしないからだ。

 

女性ホルモンに似た働きをするゲニステインやダイゼインになるには、腸内細菌に働きが必要だ。

 

さらにダイゼインは、エクオールという物質に作り替えられるのだが、これにも腸内細菌が関わっている。

 

ところがエクオールを作る腸内細菌を持っているのは、全員ではない。

 

およそ30%から50%くらい人しか、この細菌を持っていないらしい。

 

つまり同じだけ大豆を食べても、女性ホルモン的な作用を期待出来るゲニステインやダイゼイン、エクオールの発生量は、腸内細菌の量や種類によって、違っちゃうわけだね。

 

なので、少なくとも、ゲニステインやダイゼインレベルまで分解したサプリでないと、効果は期待出来ないかな。


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