甜菜糖(砂糖)で保湿! みんなの肌潤糖
甜菜糖(てんさいとう)とは、甜菜(てんさい)から作る砂糖だ。
甜菜は、砂糖大根とも呼ばれる作物で、茶色いダイコンのような形をしている。
ただしダイコンの仲間ではなく、ホウレンソウの仲間で寒い地域で育つ「ビート」の一種だ。
因みに日本で砂糖の原料と言えば、サトウキビだが、栽培できる地域は限られている。
サトウキビの生産地と言えば、地中海、キューバ、ブラジルなど、日本だと沖縄や奄美大島、台湾もサトウキビの産地だ。
これらに共通しているのは、海が近く、雨がたくさん降り、日差しが強いこと。
サトウキビは成長が早く、メキメキ大きくなるが、それだけ土中からミネラルを奪う。
なのでミネラル分の多い雨がたくさん降る地域でないと栽培が難しく、20世紀中頃まで、砂糖は本当に貴重品だった。
そのため、ヨーロッパの国々では、サトウキビ以外の作物から甘味料を作る研究が行われた。
その結果、寒冷地で栽培されていたビートの一種の甜菜から作り出したのが、甜菜糖というわけだ。
この甜菜糖は、に、保湿効果があるのだという。
甜菜糖でなぜ保湿が出来るのか
砂糖には保湿力がある、と言っても、にわかには信じられないかも知れない。
ただ、砂糖を大量に使っているお菓子を思い出してみると分かる。
たとえば羊羹にはかなりの砂糖が使われているし、甘納豆も豆の砂糖漬けだ。
どちらも「パサパサ」というより、「しっとり」しているよね。
これは糖分に水分を引き留める働きがあるからで、砂糖を使うとガサガサの肌をしっとりさせることも可能になる。
ところがいくら砂糖に保湿効果があると言っても、一般に売られている砂糖を肌に擦り込んだら、肌を傷つけてしまって逆効果だ。
そこで甜菜糖を細かく加工して、油でオイルコーティングしたのが、肌潤糖(はだじゅんとう)という商品だ。
みんなの肌潤糖(はだじゅんとう) くわしくはこちら
肌潤糖の使い方は、顔や保湿したい部分を水で濡らし、甜菜糖を水で溶いてそれを塗り、洗い流すだけ。
原材料は甜菜糖と油だけだけど、しっかり肌の水分をキープしてくれるんだという。
欺されたと思って、一度試してみては?