テアニン

睡眠は、体調を整える一番の良薬です。

 

良い睡眠を取ることが出来れば、体調不良の殆どは緩和できるはず。

 

睡眠の質が良ければ、作業効率が上がり、勉強や仕事も捗ります。

 

心身共に余裕が出来て、それが他人にも伝わり雰囲気が良くなります。

 

逆に言うと、睡眠不足だと、体調不良が深まります。

 

睡眠の質が悪ければ、作業効率が下がり、勉強や仕事も捗りません。

 

心身共に余裕がなくなって、それが他人に伝わってギスギスします。

 

では、どうすれば睡眠の質が良くなるんでしょう。

 

鍵を握るのが、「テアニン」と「ギャバ(GABA)」という成分です。

 

テアニンとは?

テアニンは、お茶の玉露(ぎょくろ)から抽出された成分です。

 

テアニンはアミノ酸のグルタミン酸の誘導体で、特に上等なお茶にたくさん含まれています

 

上等なお茶は、飲むと甘みがあって、ホッとさせてくれますが、テアニンがその一因です。

 

このテアニン、お茶の根で作られて葉に届くのですが、日光が当たると、カテキンやタンニンという成分に変わって、苦味や渋みの元となります。

 

高級な茶葉にテアニンが多いのは、お茶の葉に強い日光が当たらないように、覆いをして育てているからです。

 

作業や手間暇の分、どうしても値段は高くなりますが、それがテアニンの含有量に影響するわけですね。


 

テアニンのリラックス効果とは

テアニンには、リラックス効果があります。

 

通常の状態の人には、50mg服用で脳波がアルファー波に傾きます。

 

ひどい緊張状態の人でも、200mg服用すると、リラックスし始めます。

 

テアニンは抗ストレス効果が認められていて、起床時の爽快感など、良質な睡眠につながるとされています。

 

テアニンは、脳の血液関門を通過できる成分で、脳に直接働きかけることが出来るのです。

 

テアニンがギャバを増やす?

そしてさらに、テアニンは、神経伝達物質のギャバ(GABA)を増やすと言われています。

 

ギャバは「ガンマ・アミノ酪酸」と呼ばれる物質で、神経の興奮を抑える働きをする脳内物質だ。

 

ギャバ自体は脳の血液関門を通過できないのだが、それでも睡眠の質に関係があるメラトニンの生成に関係がありそうだと考えられている。

 

このギャバを脳内で増やすのに、テアニンが作用しているらしい。

 

テアニンは脳関門を通過して脳に入り、そこでギャバを増やすことで、神経の興奮を抑えているのだと考えられている。


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