強力美白成分 ハイドロキノンの欠点とは
美白に効く成分と言えば、ハイドロキノン。
美白成分と言えば、ビタミンCだとか、コウジ酸などといったモノが有名です。
ただしこれは食品添加物としても使われる成分で、効果はビックリするようなモノではありません。
一方、皮膚科などでシミの治療薬として使われているのが、ハイドロキノンです。
ハイドロキノンは、なぜシミに効くのか
シミというのは、皮膚の内側のメラノサイトという細胞で作られるメラニン色素が、排出されずに残ってできます。
紫外線を浴びた皮膚は、紫外線をブロックするために、茶色いメラニンを作って、光が肌の内部に届かないようにするわけです。
しかし肌の新陳代謝によって、メラニン色素はアカとなって剥がれ落ちていきます。
ハイドロキノンは、そのメラニン色素が出来るのを阻害して抑えます。
メラニンが作られるのを抑えるため、それ以上のシミが出来ないわけですね。
そのため、美白効果は、一般の美白化粧品に使われている成分の100倍くらいあると言います。
ハイドロキノンの欠点
ただしハイドロキノンは、いろいろな短所や欠点があって、化粧品に配合するのが難しい。
と言うのもまず、ハイドロキノンは酸化しやすく、すぐに壊れてしまうのです。
壊れやすいので、化粧品に配合するのが難しい。
さらに酸化してキノンになると、肌にあまり良くない。
また、効果が強いため、逆に肌が部分的に白くなってしまう場合もあります。
そのため、あまり濃度を上げられない。
さらに体質的に、アレルギーが出るヒトも1割くらいいるようです。