慢性痒疹(ようしん)の実際
更新日:2018/03/03
慢性痒疹(ようしん)とは、中高年・年寄りに多い皮膚病の一つだ。
痒い湿疹・痒いカサブタがたくさん出来て、非常に痒い。
そして痒いので引っ掻いたり掻きむしったりすると、さらに症状が悪化し、ドンドン拡がっていく。
色んなサイトを見ると、足に出来ることが多いとか、腹に出来るとか、色んな事が書いてある。
が、私の場合は二の腕から始まって、肩の背中側、にたくさん出来た。
半年後には、さらに腹に拡がったが、足には全然出来なかった。
ところがまた数ヶ月経つと、今度は太ももに出来るようになり、さらには右スネにも出てきた。
当時は朝晩ずっと痒くて、朝起きてはボリボリと小一時間掻きむしり、昼寝をしようと横になると、また身体が痒くなって掻きむしった。
寝る前は特に酷くて、寝入るまで1時間以上、身体を掻きむしっていた。
かゆみ止めとして、レスタミンコーワなどの抗ヒスタミン薬を飲んだりしていたが、あんまり効果が無かった。
レスタミンは副作用として眠気を催すのだが、眠気も起こらなかったりしたので、体質に合わなかったのかも知れないが。
ということで、私の体験した慢性痒疹の様子を、画像で並べてみよう。
これを見るとギョッとするが、まだまだキレイな方だ。
慢性痒疹の経過 その1(2017/02/24)
最初にカサブタができはじめたのは右腕の内側で、2016年の夏頃だった。
二の腕の、いわゆる「振り袖」と呼ばれる柔らかい部分が無性に痒くなり、血が出るくらいまでボリボリ掻いてた。
そこから今度は左腕の内側に痒い部分が飛び火して、そちらもボリボリ描き始めた。
この段階では恐らく、掻痒症(そうようしょう)で、強烈な痒みでボリボリ掻いていただけだった。
ところが特に薬など塗らずにいたため、冬の厚着の期間に一気に上腕・背中に広まった。
なので次の画像は、気になり出し始めてから8ヶ月後と言うことになる。
右腕(2017/02/24)
胸の上部(2017/02/24)
初年度の秋冬の時点では、何も考えずに、腕と肩、背中をボリボリ掻いていた。
特に薬を塗るわけでもなく、ただ何も考えずにボリボリやっていたように思う。
それでドンドン拡がっていったらしい。
知識がないと、こうなるんやね。