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皮膚の仕組み 角質細胞間脂質とセラミド

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細胞間脂質 セラミドとは

更新日:2018/05/18

老後のスキンケアを考えるために、肌や皮膚について知識を得よう。

 

皮膚は大きく分けて、表皮・真皮・皮下組織(皮下脂肪)の三つの層に分かれる。

 

表皮は厚さ約0.2ミリメートルの薄い層だが、直接外気に曝されるし、目立つので、キレイな肌を保つには重要だ。

 

表皮は「ターンオーバー(角化)」と言って、だいたい4週間で入れ替わって新しい表皮が再表面に出る。

 

そのためターンオーバーが上手く行けば、どんなシミも跡に残らない。

 

ところがターンオーバーが上手く行かないと、シミは残るし、ひっかき傷もかさぶたの跡も1年くらい残ってしまう場合もある。

 

これを「慢性角化エラー」と呼んでいるところもある。

 

ターンオーバーの仕組みを大まかに説明すると、

  1. 表皮の一番内側の基底層で、ケラチノサイト(角化細胞)が生まれる
  2. ケラチノサイトは少しずつ外側に押し出され、変化していく
  3. ケラチノサイトでは、ケラチンという硬いタンパク質が作られる
  4. 2週間くらい過ぎると、ケラチノサイトは活動を停止して、角層細胞になる
  5. 細胞核が抜け、残ったケラチンと細胞間脂質(セラミドなど)が固まる
  6. 最表面に出た角層細胞は、アカとなって少しずつ剥がれて行く

となる。


皮膚の一番外側には、細胞死した角層細胞(角質層)が並んでいる。

 

角層細胞は、細胞核が抜けたケラチノサイトで、ケラチンという硬いタンパク質と、セラミドやコレステロール、遊離脂肪酸などと言った「角質細胞間脂質」でできている。

 

これがおよそ20層から30層くらいの厚みを作って、外部から皮膚を守る最前線を担っている。

 

イメージとしては、20段の薄いレンガ積みみたいなモノだ。

 

ケラチンを残して死んだ角質細胞がレンガで、そのケラチンレンガをくっつけているのがケラチンなどの角質細胞間脂質になる。

 

さらに、角質細胞間脂質の間には水の層があり、脂質と水がサンドイッチのように交互に並んでいる。

 

セラミド層と水の層が交互に並んだ構造を、特に「ラメラ構造」と呼ぶ。

 

肌が荒れると、このセラミド層と水の層の構造が崩れ、水分が蒸発して乾燥してしまう。

 

またセラミドも、お湯に溶ける成分なので、長湯するとドンドン溶けて抜け落ちていく。

 

そうなると表皮の免疫力も落ち、乾燥肌になって、黄色ブドウ球菌などの常在菌が、大暴れし始めたりするわけだ。

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