季節の変わり目に要注意
更新日:2018/03/07
痒くて痒くてたまらない慢性痒疹(ようしん)。
毎日ボリボリ掻いて、カサブタをはがし続け始めてから一年半。
生ニンジンジュースなどで痒みが少し薄らいで喜んでいたのだが、春が近づくにつれて、またあちこちから痒みが出始めた。
そう言えば、夏過ぎくらいにも、一時的に症状が和らいだ時期があった。
その頃もやはり、このまま快方に向かうのかと期待していた。
ところが涼しくなると、またあちこちから痒いプツプツが出てきて、それを掻きむしってカサブタを作っていた。
生ニンジンジュースを作って飲み始める前も、実は同じように症状が酷くなっていたので、11月下旬から12月にかけても、やはり同じような状態だったのだろう。
つまり、夏から秋へ、秋から冬へと季節が変わる頃に、症状が酷くなっていたらしい。
そして冬の寒さが和らいだタイミングで、また痒みや痒いプツプツが出てくるようになった。
このサイトで紹介している皮膚病の画像を、最初に撮ったのも2月の下旬で、それ以降酷くなったから、やはり季節の変わり目は注意が必要だと言うことらしい。
季節による肌の状態
春の肌の状態
春の肌は、乾燥する冬を乗り越えた状態で、あまり良い状態ではない。
冬は皮膚の角質層の水分量が少なくなり、肌が荒れやすい状態になっている。
そして春になると、寒暖差が大きくない、さらに花粉などの刺激も加わる。
夏の肌の状態
夏の肌は、紫外線が最も大きな刺激となる。
秋から春までは、皮膚を外気に曝すことが少ないし、紫外線も弱い時期であるため、雪が積もらないような地域では、紫外線対策はあまり考えなくても良かった。
しかし春から夏にかけては紫外線が強くなる時期で、紫外線対策が必要なヒトは、速めに対処しないと後れを取ることになる。
秋の肌の状態
秋は、肌が老化しやすいピークだと言われている。
夏の強い紫外線に曝された肌は、秋になるとガサガサになったり、肌の色がくすみがちになったり、化粧品に敏感になったりすると言う。
冬の肌の状態
冬は紫外線が弱まる季節だ。
そのため、紫外線による皮膚の劣化は少なくなるが、寒さによる血行不良が起こりやすく、また湿度が下がるために皮膚が乾燥しやすくなる。