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皮膚の構造

このページの目次
  • 表皮とは

更新日:2018/05/17

皮膚というのは、一体どういうモノなのだろう。

 

ケガしたり傷を負ったりしたとき、キレイに治るときと、跡が残ったりする場合があるのはなぜ?

 

ひっかき傷はキレイに治るのに、カサブタの跡がクレーターのように残るのはなぜ?

 

皮膚病をすると、こういうことをいろいろ考えたりする。

 

そこで皮膚について、色々調べて自分なりにまとめることにした。

 

まず、皮膚というのは大きく分けて、三つの層でできている。

 

その三つの層とは、表皮・真皮・皮下組織(皮下脂肪)だ。

 

表皮とは

表皮は皮膚の一番外側にある部分で、外気に触れている部分だ。

 

厚みは約0.2ミリメートル以下で、薄いところは0.06ミリしかない。

 

表皮の細胞はケラチノサイト(角化細胞)と呼ばれる細胞で、主にケラチンというタンパク質を作っている。

 

ケラチンは硬い物質で、皮膚を守る働きを持っている。

 

ケラチンの和名は「角質(かくしつ)」で、「角の成分」という意味だ。

 

ただ、脊椎動物のほとんどが皮膚にケラチンを持っており、鳥のくちばしもケラチンでできているため、角の成分という意味は、ちょっと語弊があるかも知れない。

 

またメラニン色素も表皮にあり、紫外線から肌を守る最前線を担っている。

 

表皮の細胞は、表皮と真皮の間にある基底層で増殖し、それが4週間かけて表に出てくる。


表皮と真皮の境界面にある基底層で生まれたケラチノサイト(角化細胞)は、徐々に表面に押し出されていく。

 

そして3~4週間もすると、ケラチノサイトは活動を停止し、アポトーシスといって、細胞自体が自死する(細胞死)。

 

ケラチノサイトから細胞核が抜けて、そのあとは硬い「角層細胞」に変化するのだ。

 

この角層細胞には、硬いケラチン(タンパク質)が残っていて、それを「角層の細胞間脂質(セラミドやコレステロールや遊離脂肪酸)」が取り込んで、レンガのような頑丈な構造になるのだ。

 

ただ、皮膚の表面に出てくるにしたがって、外気に曝されるし、紫外線にも当たるため、少しずつ劣化して行く。

 

そして4週間も経てば、表面から角層細胞は少しずつ垢(アカ)となって剥がれて行くわけだ。

 

こういう一連の繰り返しを「角化」とか「ターンオーバー」と呼ぶ。

 

なので通常は、シミなどができても、4週間くらいするとターンオーバーで消えていく。

 

そのため、消えないシミは、このターンオーバーに異常があるのだと考えられる。

 

皮膚の構造・組織図


※Wikimedia Commonsより

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