薬を塗るだけでは限界がある
更新日:2018/03/05
慢性痒疹(ようしん)の体験談のつづき。
猛烈な痒みを右腕の内側に感じ始めてから、およそ1年半。
手や指先を頻繁に洗うようになり、皮膚をボリボリ掻いても、抗菌剤入りの軟膏や、ヘパリン類似物質配合のクリームを塗って対処。
寝る前には、火を噴いている患部に薬を塗った上で、引っ掻いても良いように爪にも抗菌剤入りの軟膏を残したままで寝た。
また股間や脇の下の痒みには、抗真菌剤入りのボディーソープを使うなど、とにかく痒疹が増えないような対策を色々やってきた。
その結果、下半身だけだが、痒疹は増えなくなり、快方に向かい始めた。
一方、腕や背中、腹の部分の痒疹は、そう簡単には軽快しなかった。
確かに既存の痒疹は治っていくのだが、痒みは全く治まらない。
そのため、ひっかき傷が新しくできて新しい痒疹ができていった。
少し静まったかなと思っても、季節の変わり目になると、身体のあちこちに赤いポツポツがまた出てきて、それを引っ掻くとまた痒疹ができた。
自分の指が届かないような背中にも、非常に小さな痒疹ができて、驚いた。
それまでは汚い指で引っ掻くから、新しい痒疹が出来るのかと思っていたが、どうも身体の中からポツポツと出てくるらしい。
身体の中から出てくるのであれば、外用薬だけでは対処できない。
体質改善しなければ。
ところが一言で体質改善と言っても、何をやれば良いのか分からない。
的外れなことをやっても仕方ないし、既に二十年以上前からマルチビタミンミネラルも飲んでるし。
タンパク質も意識的にたくさん取っているし、食生活を正すとすれば、野菜の量を増やすくらい。
そこで少し考えた。
「皮膚のターンオーバーを促進する栄養素って何だろう?」
皮膚病がなかなか治らないのは、皮膚を引っ掻いた部分の快復力が、子供の頃と比べて落ちているからだ。
それなら皮膚の再生を速めれば良いのではないのか?
そこで頭に浮かんだのが「ニンジン」だった。
そしてネットで減農薬ニンジンを注文し、それを毎朝ミルミキサーでジュースにして、飲み始めた。
慢性痒疹の経過(右太もも編)
慢性痒疹 右ふともも (2017/05/24)
今見ても、かなりギョッとするような、できて間もない痒疹群
慢性痒疹 右ふともも 約半年後 (2017/12/11)
痒疹はほぼ治って茶色い跡がボンヤリ残っている。赤いのは新しいひっかき傷。
慢性痒疹 右ふともも 10ヶ月後(2018/03/05)
12月に作ったひっかき傷は大事にならずに済んだ。新しい痒疹はできていない。、