生ニンジンジュースのおかげ?で痒みが軽減
更新日:2018/03/07
なかなか治らない慢性痒疹(ようしん)。
しかし皮膚のトラブルの多くが、皮膚に住んでいる常在菌のバランスや真菌(カビ)のせいだと知って、対策したことで、改善した。
抗菌剤入りの塗り薬や、抗真菌剤入りのボディーソープを使い始めた結果、新しく痒疹が増えるケースがかなり減ったのだ。
痒みで肌を引っ掻いても、ヘパリン類似物質配合のかゆみ止めクリーム(ヘパソフトプラス)を掻いた後に塗る。
引っ掻いてカサブタを剥がしたり、新しく傷口ができても、抗菌剤入りの塗り薬で周囲に拡大するのを防ぐ。
さらに寝る前には抗菌剤入りの薬を患部に塗り、寝ているウチにあちこち引っ掻いても大丈夫なように、抗菌剤入りの薬を指先に残しておく。
こうしてなんとか、一方的に痒疹が増えるのだけは抑えることができた。
しかしこれだけでは治ったことにはならない。
なにしろ朝晩1時間も身体をボリボリ掻いているのは同じだから。
ということで、次は皮膚の快復力や皮膚を強くするために、食事内容を検討し始めた。
その結果どうも、ビタミンAやカロテンが足りないなと言うことに気がついた。
そこで毎日、ニンジンをミキサーで砕いたジュースを飲み始めた。
そうしたら不思議なことに、痒みが一段階弱まった。
痒いのは今までと同じなのだが、なんだかちょっと我慢できるのだ。
ニンジンジュースを作って飲むために、減農薬ニンジンをネットで買った。
ニンジンを皮ごと細かく切った上で、グレープフルーツジュースやヨーグルトと一緒にミキサーにかけてジュースを作った。
それを毎日飲むようにしたところ、しばらくして痒みが和らいでいることに気がついた。
痒みは確かにあるのだけれど、程度が一段階軽くなり、身体をボリボリ掻いている時間が減ったのだ。
寝る前に小一時間、酷いときには2時間くらいも身体を掻きむしっていたのに、それが減った。
また朝起きてもやはり身体をボリボリ掻いて、気がついたらカサブタをはがし、血があちこちからにじんだりしていたのに、それもかなり減った。
生ニンジンジュースを飲み始めたのは12月だったのだが、年が明ける頃には、痒みを忘れている日も多くなり、このまま痒疹から解放されるかと錯覚したくらいだった。
ところがだんだん面倒になって、生ニンジンジュースをあまり飲まなくなった。
そうすると、季節の変わり目もあったのか、また痒みが戻ってきた。
油断大敵、というところだが、それでも以前の猛烈な痒みと比べると、まだ耐えられる。
生ニンジンジュースもまた飲み始めたし、このまま治ってくれれば良いなと思うが、果たして。