動脈硬化対策にシトルリン?

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健康診断の結果、動脈硬化と腎臓の機能低下が進んでいることが発覚。

 

胸部X線で肺動脈の石灰化が見られる問題点が見つかり、腎機能を示すeGFR値も62から58に落ちた。

 

そのため、高血圧対策に加え、この二つの病気の対策も必要になった62歳の夏

 

腎機能低下に関しては、とにかく塩分量を減らすことと、体重を減らすことで対処するが、動脈硬化の対策は何をすれば良いのか。

 

基本的には、LDLコレステロール値をさげるというのが対処法なのだが、動脈硬化は血管にカルシウムなどが沈着して硬くなる症状だから、血管を柔らかくする事も必要らしい。

 

腎臓も糸球体とよばれる毛細血管の固まりの能力が問題なので、血管の老化である動脈硬化を、いかに防ぐかは重要な課題らしい。

 

そしてシトルリンというアミノ酸が、その一つの対策法になるらしい。


シトルリンは、NO(一酸化窒素)を発生させて血管を広げる

シトルリンとは、スイカやキュウリ、ゴーヤなどの瓜科の野菜に含まれるアミノ酸で、精力増強(勃起不全)のサプリとして注目を浴びた。

 

人間の血管内では、一酸化窒素(NO)が血管を拡張する働きをしていて、これが多いほど血管が柔軟になる。

 

このNOを体内で発生させる働きを持つのがシトルリンで、シトルリンを摂ることで体内の血管が広がり、血の巡りが良くなるのだという。

 

シトルリンは、遊離アミノ酸と呼ばれるタイプのアミノ酸で、原則的にタンパク質の一部には組み込まれないアミノ酸だ。

 

遊離アミノ酸には他にも、オルニチンやGABA(ギャバ:ガンマ・アミノ酪酸)があり、それぞれ健康に役立っている。

 

体内でNOを発生させるのはアルギニンというアミノ酸なのだが、直接アルギニンをとるよりも、シトルリンを飲んだ方が良いという。

 

これは吸収されたシトルリンが腎臓などの臓器でアルギニンに変換されて、血液中のアルギニン濃度が上がるためらしい。

 

余分なアルギニンは肝臓で代謝されてしまうが、シトルリンは肝臓では代謝されずにスルーされて全身を巡り、アルギニンに変身する際にNOを発生すると言うことらしい。

 

NOサイクル

NOサイクル

 

シトルリンは、筋肉増強効果もある

シトルリンやアルギニンは、ボディービルダー達にも人気のサプリメントで、筋肉増強効果もある。

 

高齢マウスにシトルリンを含んだエサを与えた実験では、対照群よりも筋肥大が有意に起こったという。

 

シトルリンはタンパク質に組み込まれないタイプの遊離アミノ酸なので、なぜ筋肉肥大が起こるのかは不思議であるが、成長ホルモンの分泌を促す働きを持つらしい。

 

また運動によって生じたアンモニアや乳酸を除去して、パフォーマンスを上げ、疲労回復にも役立つらしい。

 

私もシトルリンを摂りだしてから、多少、元気になってきた気がする。

 

仕事が午後からなので、午前中はボーッとして、何もせず横になっているだけの日が多いのだが、シトルリン後は多少動いてパソコンを打ったり出来るようになってきた。

 

シトルリンは、肌の潤いも保つ

シトルリンは、肌の潤いを保つ「天然保湿成分(NMF)」の一つであり、肌の新陳代謝・ターンオーバーを促進する働きをする。

 

私もシトルリンを摂りだしてしばらくした頃に、急に肌が弱くなったような気がして、どうもシトルリンが肌に何か作用しているらしいなとは思っていたが、こういう働きもしているんやね。

 

肌の潤いが保たれるって事は、体内の他の臓器でも同じように水分保持の働きをしているのだろうし、全身に良い影響があるものだと思われる。

 

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