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呼吸は、姿勢によって変わってしまう。
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インナー整体のメルマガを読んで、自分の呼吸に意識を向けている今日この頃だけれど、なんか姿勢によって違うね。
インナー整体のメルマガを読むと、息を吸うときはしっぽが立って、吐くときはしっぽが丸まるのが良いようなことが書いてあったが、常にそういう状態をキープするのは難しい。
たとえば、座って骨盤起こし(立腰)をしているときは、胸を前に出していれば自然にこういう呼吸法になる。
ところが少し姿勢が変わると、すぐに逆になってしまう。
呼吸って、こんなに簡単に変わってしまうモンなんだろうか?
武術なんかでは、呼吸を意識するのは鍛錬の時だけで、動くときは呼吸は意識しないようにいう。
というのも、呼吸は動きに沿った形でないと動きが止まってしまうから。
たとえば息を吸った状態で動こうとすると、動きにくい。
また息を吐きながら動くと、吐ききったときに動きが止まってしまう。
こういうときに腹にパンチを食らうと、軽いパンチでも一発でダウンしてしまう。
呼吸で動きを作ろうとすると、逆に動きを阻害してしまうんだね。
そんなことだと、あっという間に敵の標的になってしまうので、武術的にはそういうことはできないわけだ。
だから、姿勢や体勢によって呼吸の仕方が変わるのは当然ではある。
よい呼吸をするためには、よい姿勢でいないとだめということは、よい呼吸をするためには、よい姿勢をキープすることが必要だということかな。
呼吸法・呼吸法、という風に今まで考えてきたが、そうじゃなくてよい姿勢をまず作ると、それに良い呼吸法がついてくるってことだ。
これって、私にとってはコペルニクス的転回ってやつだ。
形を作るっていうことはかなり大事なんだね。