ポトスの育て方は簡単だけど、キレイに育てるのは難しい
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現在、ウチにある観葉植物というと、ポトスとサンスベリア(虎の尾)の2種類だ。
私がポトスを育て始めたのは、ポトスがマイナスイオンを爆発的に出すとか言う話をネットで読んだからだ。
マイナスイオンというのは、一時期かなり注目されたが、健康効果があると言うハッキリした研究データがでてこなかった。
データねつ造で打ち切られた『あるある大百科』でも、マイナスイオンの回のバックナンバーは、科学的根拠に疑いがあるとしてホームページに載せなかったくらいだ。
しかしまあ、マイナスイオンが発生しているというところに行くと、確かにすがすがしい気分になるわけだから、何らかの効果はあるはずではある。
なので、それに期待したわけだ。
そして、マイナスイオンを放出する観葉植物と言えば、一番が虎の尾(サンスベリア)だという。
虎の尾というのは、剣状の葉っぱがニョキッと出ている観葉植物なんだけど、実はこれ、冬の間は冬眠状態になってしまって、マイナスイオンが出にくそう。
なので次によく出すというポトスの方が良いだろう、と買ってきたわけだ。
さて、ポトスは比較的に育てるのが簡単な観葉植物だと言われている。
ポトスというのは、サトイモ科の植物で、サツマイモの仲間。蔓植物だ。
葉っぱの付け根のところから根が出て、これがいろんなモノに絡みつく。なので、茎のどこで切っても根があるという状態になるから、増やしやすい。
ポトスには、大きく分けて3種類あるんだけれど、葉っぱが緑色の普通のポトス。葉っぱに黄色い模様がついている「マーブル(黄金かずら)」の2種類がよく売っているヤツだ。
それから黄色に近い黄緑色の葉っぱの「ライム」というのもある。
ただ、どれを買うにしても葉っぱが分厚いヤツを選ぶと良い。
私が最初に買ったのは、渋谷の西武百貨店の地階にある園芸店で、4千円くらいだった。
ポトスというのは、500~1500円程度で買えるものなんだけれど、なぜか最初はそこで買ってしまった。
種類はかなり強い緑色のマーブルで、葉っぱも分厚いやつだった。
次に買ったのが、渋谷の東急ハンズの園芸部で買ったライムポトス。
黄色っぽい葉っぱが印象的で、つい買ってしまった。値段は確か1500円前後だったように思う。
最後が青葉台の駅前の園芸店で買った、一鉢500円のありふれたポトス。こっちはもう生命力があふれているような感じの鉢だった。
三種類のポトスを手に入れて、同じような環境で育てていたのだが、強さにやっぱり差があったようで、ライムポトスはしばらくしたら枯れてしまった。
ライムというのは葉緑素がいかにも少なそうなだけあって、ほんとに弱い。
だからといって、陽がよく当たる場所に置いておくと、なぜか緑色になってしまうこともあるから、結局うまくいかなかった。
ポトスは成長期になると、1年で1~2メートルも伸びるようなモノなんだけど、結局一番株を増やしたのは、最初に買った一番高いポトスだけだった。
増やし方は簡単で、伸びてきたら切って、コップなどに水を入れて差して置けばいい。
根がしっかりしてきて、葉っぱが元気になってきたら、何本かまとめて鉢に入れるだけ。
半年くらい、透明のビールを入れるようなプラスティックのコップに差して、根がかなり増えてきたところで、土に植え替えればいい。
ポトスはツタ植物なので、大きな鉢に支柱を立てて、そこに伝わせても良いし、吊り鉢でつるしても良いんだけれど、これって結構技術がいるので、面倒なら溺愛のものを買っても良い。
ポトスは、熱帯・亜熱帯性の植物だが、置き場所は明るければ室内で十分で、水も土の表面が乾いたらドボドボとたっぷりと水やりして良い。
ただし最低気温が10度より下がる季節には、水やりも少し控えめにすれば良い。
育てやすい植物だけど、キレイに育てるのは結構難しく、面白みもある。