ゴースト血管とは

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ゴースト血管と呼ばれる老化現象があるという。

 

ゴースト血管とは、いつの間にか消えてなくなってしまう毛細血管のことで、実は老化の大きな原因らしい。

 

老化というと細胞の中にゴミが溜まっていき、それで機能を失っていくというイメージがある。

 

あるいは、骨や肌を形作るコラーゲンタンパクががブドウ糖と反応して糖化され、弱くなって折れやすくなったり、茶色いシミが出来てシワシワになっていくイメージがある。

 

ところがゴースト血管とは、そのどちらとも異なり、毛細血管がドンドンなくなっていくというタイプの老化だ。

 

あったハズの毛細血管が幽霊のように消え失せてしまい、毛細血管があった場所の組織に栄養が届かなくなり、それで組織がダメになっていく老化現象なんだという。

 

そして歳をとるに連れて、若い頃にはあった毛細血管の4割が消えてなくなるという。

 

動脈硬化で血管が詰まったり、血栓ができて脳血管が詰まるのも怖いが、あるべきハズの毛細血管が、幽霊のように消えてなくなっているというのも怖いね。


毛細血管は、血管全体の90%をしめる、超極細の血管

そもそも、毛細血管とは一体何か。

 

毛細血管とは、人間の身体の隅々まで張り巡らされた、物凄く細い血管のことだ。

 

その太さは、5マイクロメートルから、20マイクロメートルくらいで、一番多いのが7マイクロメートルの太さの血管だという。

 

7マイクロメートルをミリメートルに直すと、0.007ミリメートルで、1ミリの千分の7ってことになる。

 

え、そんなに細かったの?とビックリするが、これは赤血球がギリギリ通り抜けることが出来る太さだという。

 

毛細血管の一本一本は、50マイクロメートル(0.05ミリ)くらいの長さしかないが、体内の総延長は10万kmにもなるのだという。

 

この4割が老化でゴースト血管になるわけだから、実に4万kmもの毛細血管が消えてなくなることになる。

 

そしてゴースト化して消えてなくなった毛細血管のところにある身体の組織は、酸素も栄養も来なくなるので死滅するしかない。

 

要するに、身体の4割に当たる部分が毛細血管と共に無くなっていくわけだな。

 

これはヤバい、ナントカせねば。

毛細血管を蘇らせ増やすには、毎日の運動が重要

消えかかった毛細血管を復活させるには、血管を拡張し、血液が流れるようにするしかない。

 

ゴースト血管、毛細血管が消えていく原因は、血液が来なくなって毛細血管を維持することが出来なくなるからだと考えられるので、とにかく毛細血管が開くような行動や食べ物を摂る必要がある。

 

毛細血管を増やすため大事なことは、まず「運動」だ。

 

運動不足になると、我々の肉体はドンドン衰えていくが、これは肉体が運動に備える必要が無いと判断して、筋肉を減らしていくからだ。

 

そして筋肉を減らせば、筋肉に酸素や栄養素を送るための血管も必要無くなるので、毛細血管がどんどん消えていく。
こうしてドンドン老化が進むワケだな。

 

逆に、日常的に運動をする様にすると、毛細血管が増え、血流が蘇るのだという。

 

人間の肉体は、必要なだけ血管や筋肉を持とうとするので、それを逆利用すれば良いと言うことになる。

 

ヒハツ(黒コショウ)やシナモンが、毛細血管を増やす?

運動すれば、毛細血管が蘇るというが、他にも方法がある。

 

それは、毛細血管を蘇らせる可能性がある食べ物を食べることだ。

 

そんな食べ物があるのかと思うが、ピペリンと呼ばれる成分が、毛細血管を拡張し、ゴースト血管化を防いでくれるのだという。

 

ピペリンは、黒コショウなどに含まれる辛みの成分で、ヒハツ(ロングペッパー)と呼ばれるスパイスに多く含まれるという。

 

このヒハツパウダーをコショウの代わりに、1日1グラム程度摂るだけで、毛細血管のゴースト化を妨げ、毛細血管を蘇らせることも可能なのだという。

 

1日1グラムというのは、小さじ半分くらいの量なので、ホントにコショウみたいにパラパラと使うだけで良いらしい。

 

というか、それいじょうのヒハツを摂ると、胃が荒れたり、熱が出たりして、大変らしい。

 

くれぐれも、ヒハツは少しだけ使うこと

 

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