うつぶせ寝健康法
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うつぶせ寝健康法というのが、密かに流行っています。
たまにうつぶせに寝ると、非常に気持ちよく、グッスリ眠れた!っていう経験をしたことはありませんか?
それでもって、よだれで枕や寝具を汚したなんてこと、やったことありませんか?
うつぶせ寝健康法とは、そういうふうに、うつぶせに寝る健康法です。
毎日一定時間、うつぶせに寝ることによって、様々な健康効果を狙います。
うつぶせに寝る時間は、30分~数時間で十分で、寝ている間ずっとうつぶせになっている必要はありません。
腹臥位療法(ふくがいりょうほう)ともいいます。
腹臥位(ふくがい)療法とは
腹臥位(ふくがい)療法とは、一日のうち30分程度、患者をうつぶせにしておく療法です。
入院して寝たきりになった患者さんを、たった30分うつぶせにしておくだけで、様々な症状が改善されたと言います。
神経内科医有働尚子氏が考案しました。
腹臥位療法は、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、パーキンソン病などにかかって、寝たきりの人、または寝たきりになりそうな人、その他、高齢化に伴う慢性疾患の影響で、食べることや、排泄機能、手足の機能が衰え、人と話すことや移動することも困難になった人に有効で、寝たきりの予防と、寝たきりになったときに起きてくる症状を予防・改善する。
うつぶせに寝ると、尻への圧迫がなくなりますから、背骨の下の方(腰のあたり)や、仙骨や臀部の床ずれが防げるといいます。
仰向けで寝ていると、首がそるために、食べ物や雑菌などが気管に入りやすくて、年を取ると肺炎などをおこしやすいのですが、うつぶせで寝た場合は、首のところが前屈になるので、こういった誤飲の予防になります。
それから仰向けで長期間寝ていると、大脳への刺激が平坦となり、老化現象を助長します。
うつぶせ寝は、ベッドを押す手のひらなどからの刺激が中枢神経に刺激を与え、運動面・精神面・自律神経機能に相乗的な改善効果をもたらすそうです。
腹臥位療法の主な効果
- 1. 下肢関節拘縮、尖足傾向の改善
- 2. 仙骨部および両側大転子部褥瘡の改善
- 3. 両上肢関節可動域制限、筋力・手指巧緻性低下の改善
- 4. 嚥下障害の改善、嚥下性肺炎の減少、肺活量低下の改善
- 5. 排尿障害、尿路感染症、排便障害、陰部感染症の改善
- 6. 固有感覚障害による体幹平衡機能の改善
- 7. 精神障害の改善
- 8. 自力で食べる力の改善
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