前屈のコツ、太股と胸(腹?)をくっつける
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骨盤起こし、と言うのがあるというのを知って、ネットの情報を元に、見よう見まねでやっていたのだが、なかなかうまく行かなかった。
骨盤起こしというのは、簡単に言うと
姿勢をインナーマッスルから矯正するようなレッスンだ。
股関節から身体を折り曲げて動く。
甲野善紀さんの「ひねらない・ねじらない動き」というところがベースのようで
腰ではなく股関節から曲げる。
希望としては、胸がバキバキッと割れる「胸割り」というのが
できればいいなと思っているわけだけれど、もう一度情報を再確認してみようと再検索してみた。
そうすると、骨盤起こしのセミナーがあったようで、感想がアップされていた。
→こちら
この中で、立位体前屈の逆回しのところで、ハッとした。
あ、これって、初期の頃のストレッチングや、高岡英夫さんのビデオにあった、リアストレッチに似ているな。
そう言えば、そうだった、そうだった。
立った状態から前屈する場合、どうしても
股関節から曲げるのではなく背骨をぐにゃっと曲げてしまう。
そう言うのは実はあまり良くなくて、だから逆にしゃがんだ状態からおしりを上げていく。
日本にストレッチングというのが入ってきたのは、80年代前半だったが、そのときに出た本にも、前屈はまず膝を軽く曲げた状態で折りたたみ、そこから太股の裏を伸ばしていくとあった。
高岡さんのリアストレッチも、ハムストリング筋のストレッチだが、似たような感じのレッスンだった。
これって前屈の基本だったのだが、すっかり忘れていたね。
で、もう一つ、内股で前屈してみると、色々感じるところがある。
普通は足先というのは、逆ハの字になっている。
空手や中国武術の型を打つとき、ハの字に足を開く場合がある。
これは南の方の拳法の特徴だけど、これも結構、股関節を使う。
三沈立ちの場合は、左足を少し前に出すが、詠春拳(えいしゅんけん)の場合は左右対称だから、こっちにちかい。
内股で前屈するというのは、感覚的に難しいが、しゃがんだ状態から尻を上げていくという逆回しを
何度かやれば、分かってくる感じだ。
で、要訣として大事なのは、「太股の前面と、おなかをくっつけたままにすること。」
これって、股関節から前屈する、重要なイメージやね。
前屈するときは、太股とおなかをくっつけるイメージで曲げると良いって言うことだ。
たぶんこれを忘れていたから、骨盤起こし、プラトーに陥っていたのだろう。
忘れないように、気をつけよう。
しかしまあこれ、足を閉じた相撲の立ち会いみたいな感じやね。