更新日:
ゆる体操というのは、運動科学研究所を主宰している高岡英夫さんの開発したダイナミック・リラクゼーション・メソッドだ。
..という話なんだけど、私の場合、高岡英夫さんの本に出会ったのは、もう20年以上前になる。
少林寺拳法の本山合宿に行ったときに、武術論の講義があって、その時に初めて耳にしたように思う。
その時は、南郷継正(つぐまさ)氏の南郷理論というのと、高岡英夫氏の高岡理論が紹介されていて、なんだかんだ言っていたように思う。
当時、南郷氏の本も高岡氏の本も読んだが、『鍛錬の理論』シリーズは読みにくくて、結局、ようわからんかった覚えがある。
ただ数年前、ブックオフで『鍛錬の理論』を手に入れて、今、手元にある本を読むと、高岡氏の最近の本を山ほど読んだせいか、よくわかった(気がした)。
今のゆる体操につながるような記述もあって、ゆる体操も実は相当昔から原型があったらしいことがわかる。
だから、ゆる体操が世に知られる前から、高岡さんの本などを読んでいるが、このゆる体操、私の場合、全然身に付かない。
DS社から出ているいろんなテープやビデオを結構買ったけれど、全然ダメ。明らかに身体が固まるスピードの方が速い。
そして身体がうまくゆるまないから、続かない。
高岡氏の言葉の中に、固まった身体で生活することを「錆びた自転車で走る」と表現しているところがあったが、そんな感じで気持ちよくない。
大東流の稽古の時に、とある先輩に「あんたは、心が硬い」と言われたことがあるが、たぶん固まろうという意識が常にあるんだろうと思う。
何しろ身体のあちこちが傷んでいるから、グッと力を込めた状態が状態になっているんだな。
これをうまく解除しないと、私の場合は寝ている間に身体が固まって、朝起きたとき気持ち悪い。
いろんな言葉を試しているんだけど、うまくゆるむ言葉が見つからない。困ったもんだ。