育毛に良いもの、悪いもの
更新日:
育毛、発毛に大切なことは、まず規則正しい生活習慣です。
いくら良い育毛剤を使っても、不健康であれば血行が悪くなり、栄養も頭皮まで行き渡りません。
ここでは、睡眠に良いものと悪いモノをあげていきます。
髪の毛は睡眠中に成長しますが、昼間は、体を動かすために必要な部分に栄養を供給しますので、髪の毛を作り出す毛母細胞(もうぼさいぼう)には栄養が届きません。
だから昼間は、髪の毛はほとんど成長しないのです。
逆に眠っている間は体の活動が低下しますので、毛母細胞に栄養が多く行きます。そして活発な新陳代謝によって髪の毛が良く成長するわけです。
特に成長するのは、午後10時~午前2時迄の時間帯だと言います。
だからこの間は、深い眠りについているのが理想的だといいます。
「睡眠のゴールデンタイム」と呼ばれるこの時間帯は、深い眠りにつくことで成長ホルモンの分泌が促進され、身体にとてもいいのです。もちろん髪の毛にも。
ストレス
ストレスは薄毛、ハゲにとって、非常に危険な内容です。
悩みがあると円形脱毛症になることもあって、だから逆に悩みがあまり無い人は、健康的です。
ストレスは交感神経を刺激するので、毛細血管が収縮します。
つまり血流量が減り栄養が運ばれにくくなります。
栄養が頭皮に行かなければ、髪の毛も育ちません。
ストレスをため込むと、食欲不振、不眠、過食、消化低下などが起こり、健康にも髪の毛にとっても良いことはありません。
育毛、発毛を阻害するファクターとしては、他にもタバコや酒、紫外線などがあります。
タバコは「百害あって一利なし」と言われますが、人体にとって良い事は少ないのです。
お酒も適量なら体に良いかも知れませんが、飲み過ぎは肝臓や体にとってよくありません。
まずタバコは、血行が悪くなるんです。
これはタバコの主成分であるニコチンに、血管を収縮させる作用があるからです。
血行が悪くなれば、頭皮の血液循環も悪くなりますから、末端である髪には、ほとんど栄養が行きません。
また、タバコは、一酸化炭素が血液に含まれるヘモグロビンと結合します。
これによって酸素の運搬能力が低下します。
栄養、酸素の供給が低下すると、髪の毛の寿命が短くなってしまい、髪の成長速度も遅くなるんですね。
それから、お酒は肝臓に悪いと言いますが、お酒を飲みすぎてしまい肝臓に負担がかかると、タンパク質の合成が間に合わなくなります。
タンパク質は髪の毛の主成分ですので栄養が不足します。
肝臓はアルコールを分解してくれるのですが、頭皮や育毛のために週に2日以上休肝日を設定し、肝臓を休めるように心掛けましょう。
最後に紫外線は、頭皮の皮脂を酸化させてしまいます。
皮脂が酸化すると過酸化物質となって、毛根の細胞を死滅させて脱毛を誘発するのです。
また、紫外線は、髪の主成分であるタンパク質を破壊し、キューティクルを痛めます。髪の表面のキューティクルが痛むと水分が奪われてしまい、その結果として髪がパサつきます。
紫外線が強い日は、帽子で直接紫外線を浴びない様にしましょう。