マントラと四股で、元気になる方法。
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「象気功」(ぞうきこう)というのは、「気」の力で象でも倒せるかもね?とかいうノリで始まったらしい、気功の解説サイトです。
本当のところはどうなのか、それはサイトオーナーさんに尋ねるしかないですが、とにかくもう異色の解説です。
真剣に気功などに取り組んでいる方は読まない方が良いだろうという、ショッキングな内容です。
というのも、えらそうな指導者が唱えるありがたい教えを片っ端からバッサリ切りながら、解説しているからです。
ヨガや神道や仏教や新興宗教などの勤行(ごんぎょう)や呼吸法やマントラや瞑想法から、「悟り」に至るまで、もう形而上学(けいじじょうがく)とはほど遠い口調でバッサ・バッサ切りまくって解説です。
しかし知識の量や実践の量は半端でないだろう事は、文章のあちこちから伺い知れます。
たとえば、本当かどうかは分かりませんが、水垢離(みずごり)を毎日3年間続けたと言います。
で、分かったことは、体を温めてから冬の寒い中、冷たい水をかぶると、内蔵に血液が集まり、「気」が出るってことだけだったようです。
この筆者の解説によると「気がでる」というのは、体中にある毛細血管が「開く」ということだそうです。
毛細血管は、いろんな原因で普段は閉じてしまっていること多いんですが、毛細血管が開いて血液が良く流れるようになると、健康にもなるし、気力も充実するということです。
さらに気が出ると、敏感になって、他人の健康状態や財布の中身(?)までよく分かるようになると言います。
だから怪しい新興宗教や怪しい気功師は、信者の健康状態を言い当てることができて、さらにお金も頂戴できると言います。
で、どうやればその毛細血管を開くことができるかというと、小腸に血液を集めればいいと言うことです。
というのも、小腸には無数の毛細血管があり、この毛細血管を開くと、その効果が全身の毛細血管に波及するということです。
元気で気力が充実している人は胃腸が強い、...のではなくて、胃腸が強いから元気なんだと。
脳天気な人の方が元気なわけ
一方、頭を使う人は、胃腸が弱い人が多い。
「坊ちゃん」に出てくるウラナリ先生のように、貧相で顔も青白かったりします。
これはなぜかというと、頭を使うと血液が脳に過剰に集まるからです。
そうなると小腸に配分される血液が少なくなり、その結果、胃腸が弱くなる。
また全身の毛細血管に行く血液量も減り、気力も衰えると言います。
だから、頭をあまり使わない人の方が健康だし、気力も充実していたりするというわけです。
悩み事がない人は、心配事で頭を使わないので、腹に行く血液が十分で、だから健康だって事です。
となると、頭を使う人にとっては、意識的に血液をハラに下げないといけません。
そのために、呼吸法とか真言とかマントラとか、太極拳とかスワイショウなどを使うわけですね。