イダ・ピンガラの呼吸(片鼻呼吸)って、リラックス効果もあったの?

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テレビを見ていたら、息こらえの時間をアップさせる方法というのをやっていた。

 

人間の驚異の身体能力についての回だったのだが、地上で1分しか息を止められなかった人が、水中で3分以上も我慢できたりした。

 

で、それ自体は、別にどういうこともなかったのだが、それをやるための準備として、片鼻呼吸をつかっていた。

 

片鼻呼吸というのは、ナーディショーダナとも呼ばれるが、イダ・ピンガラの呼吸(ハタ呼吸法)という、ヨガの呼吸法のひとつだ。

 

私がこれを最初に知ったのは、クンダリーニ・ヨガの「火の呼吸」という鍛錬の本だった。

 

火の呼吸というのは、一分間に何十回もすったり吐いたりすると言う激しい呼吸法だ。

 

立った状態だとか、歩きながらだとか、それまでの私のヨガのイメージをひっくり返すようなものだった。

 

つまり片鼻呼吸というのは、すべてのヨガで採用されている呼吸法ではなくて、特別の門派で重要視されているものらしい。

 

息こらえの時間をアップさせるためのリラックス法として、なぜ片鼻呼吸が用いられるのかはよくわからないが、花粉症の時期も近づいてきていることだし、ちょっと復習してやってみようと思い立った。

 

イダ・ピンガラの呼吸法

ヨガの呼吸法の「イダ・ピンガラの呼吸」というのは、簡単に言うと、片方の鼻の穴を指で塞いで、1~3分ほど片側だけで呼吸するという簡単なものだ。

 

イダとピンガラは、それぞれ左右の鼻の穴からはじまるエネルギーの経路で、たしか体の中のどこかで左右が逆転しているという、不思議なものだ。

 

まあ、エネルギーというのは尾てい骨から背骨を2匹の蛇のように立ち上がってくるというイメージが、ヨガにはあるらしいので、それかな。

 

で、右の鼻の穴が陽性で、左の穴が陰性になる。

 

右の鼻の穴での呼吸は体温を上げ、活力をあげるという。左の鼻の穴には、沈静作用があり、体温を下げると考えている。

 

二つ覚えるとややこしいので、右の鼻の穴が太陽ってことで覚えておこう。

 

で、寒い時期は、体が熱を一生懸命作っているので、まず体を落ち着かせる。つまり左の鼻の穴での呼吸をする。

 

そしてその次に、右の鼻の穴で呼吸し、活力を戻す。

 

最後に、左で吸って右で吐き、右で吸って左で吐き...というのを1分やっておしまい。

 

左右のバランスが取れていることが大事なので、片側だけやるのは良くないらしい。

 

私は専門家でも何でもないので、あたりをとりながら、加減をしてやることにしているが、うまくいくと鼻の通りが非常に良くなって、ありがたい。

 

まあ本当は、しっかり背筋を伸ばしてやる方が良いのだが、骨盤を起こしてやったり、横になってやったり、いろいろやっている。

 

 

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